ケアワークのプロの実情

苦労も多いがやりがいのある「介護福祉士」という仕事

介護福祉士の仕事内容

介護福祉士とは、介護施設や医療施設等で介護が必要な高齢者に対し、日常生活を快適に送るサポートを行ったり、何らかの疾病を持ち、自身で動くことが困難な人に対して医師の指示の下、支援を行ったりすることを目的としています。

介護福祉士の資格は、厚生労働大臣の指定する養成施設を終了し、介護福祉士国家試験に合格した者に与えられる資格であり、取得すると介護施設や医療施設で働くことが出来ます。医療行為については、制限が設けられているので、口腔内や鼻腔内の唾液や喀痰吸引、経管栄養や鼻腔栄養等しか行うことができません。尚、栄養チューブの気管挿入に関しては医師が行い、栄養、水分、薬剤投与などは、すべて医師の指示の下行うことが条件になります。ただし、担える仕事の幅が一気に広がるので、それに並行するようにやり甲斐や誇りを今まで以上に感じられるはずです。利用者やその家族からも感謝の言葉をかけられる機会が増えるので、モチベーションも上がるかもしれません。

日本の少子高齢化は深刻で、高齢者医療費の財源の問題が財政を圧迫しており、その問題を解消すべく介護保険制度を確立し、介護費用負担割合にて介護サービスが受けられますが、介護保険には医療保険と異なり限度があるため、十分にサービスが受けられないケースがあるという問題も多く含みます。あくまでも介護福祉士はケアマネージャーの制作した介護計画の指示に従ってサービス作業に当たるため、看護師に比べて作業の範囲は狭くなるでしょう。そのため、働く施設によって賃金は大きく異なりますが、決して高賃金とは言えず、深夜時間帯の労働もあることが多いため、離職者が多いという現実があります。

しかし、今後ますます高齢化に拍車がかかることが予想されるため、極めて重要な職業になると言われています。徐々にですが、介護職の人たちの労働環境も見直されているので、やり甲斐のある仕事をしたいと思う方は、ぜひ介護福祉士を目指してみてはいかがでしょう。資格取得の方法については、文末のリンク先をご覧になってみてください。【http://become-careworker.com